ソーラーシェアリングと相性の良い農作物【1,801円(税込)~/m専用フェンス】

「最終更新日:2021年4月1日」

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)と相性の良い農作物

 

農地に支柱を立てて、上部空間で太陽光発電をしながら農業を継続する

「ソーラーシェアリング」について、先日のブログでお伝えしました。

 

参考ブログ:農地の広さから太陽光発電可能量を計算

 

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農地への太陽光の遮光率を30%以下にすることで、

農作物への影響を最小限にし、発電と両立をさせる方法です。

 

しかし、ソーラーシェアリングの希望者には、

できる限り太陽光パネルを多く設置したい方もいるそうです。

というのも、背の高い架台に遮光率を配慮して太陽光パネルを並べると、

思っていたよりも少ない枚数になってしまうことが多いそうです。

 

しかし、あまり太陽光を受けられなくても育つ野菜もあり、

そういった野菜を優先的に育てる方法もあるそうです。

 

今回は、ソーラーシェアリングと相性の良い農作物について、

法人の担当者様にお話しを聞くことができました。

 

 

ソーラーシェアリングで育てやすい作物


質問①:日陰でもしっかり育つ野菜には、どんなものがありますか?

野菜には日にあたることで育ちやすさを表した

「日照特性」というものがあります。

  • ・陽性植物(一日中の日照で育つ)
  • ・半陰性植物(半日程度の日照で育つ)
  • ・陰性植物(直射日光が無くても育つ)

日照特性は、これら3つに大きく分けられます。

 

 

質問②:どの野菜が最も相性が良いのでしょうか?

ソーラーシェアリングの現場で育てるのであれば、

半陰性植物もしくは陰性植物が良いと思います。

 

質問③:半陰性植物にはどんな野菜がありますか?

代表的なものとして、ほうれん草、小松菜、かぶ、レタス、さといも等があります。

ちなみに陰性植物には、にら、みょうが、しそ等があります。

 

半陰性植物と陰性植物であれば、日中に遮光される時間帯の発生する

ソーラーシェアリングとも相性が良いと言われています。

 

 

質問④:野菜以外でも、相性の良い作物はありますか?

お茶などは、あえて日差しを遮ることで、甘味が増すと言われています。

茶畑ではシーズンになると、茶の葉っぱに薄手の布をかぶせて

遮光をする農家さんもいますので、

そういった場所であれば太陽光パネルの設置も作物に良い影響を与えると考えられます。

 

 

質問⑤:陽性植物ではソーラーシェアリングはできないのですか?

太陽光の遮光率が3割程度(前回ブログを参照)であれば、

収穫量に大きな影響を与えないと言われています。

しかし、ソーラーシェアリングの対象となる農作物が陽性植物の場合、

ソーラーパネルの設置許可申請が下りない事もあるそうです。

そうならないよう、申請前にしっかり確認をすることが望ましいです。

 

 

日照特性別 作物まとめ


このように、野菜の種類によって必要な日射量に違いがあります。

育てる作物をはじめ、いくつかの条件を満たせば

耕作地の上に太陽光パネルを設置しても収穫量に影響を与えずに、

ソーラーシェアリングをすることは可能のようです。

 

参考までに、陽性、半陰性、陰性の野菜や果物の一部をまとめました。

 

陽性植物

・トマト ・ナス ・トウガラシ ・ピーマン ・オクラ

・スイカ ・メロン ・きゅうり ・かぼちゃ ・大豆

・インゲン豆 ・エンドウ豆 ・そら豆 ・落花生

 

半陰性植物

・イチゴ ・ほうれん草 ・小松菜 ・かぶ ・わさび

・レタス ・春菊 ・パセリ ・じゃがいも ・さといも

・しょうが ・アスパラガス ・長ネギ

 

陰性植物

・みつば ・せり ・クレソン ・しそ

・みょうが ・ふき ・にら

 

 

農業と発電の両立(獣害対策とイタズラ・盗難対策)


同じ敷地内で、農作物の収穫と太陽光発電ができるのであれば、

とても効率の良い新たな生産の形だと思います。

 

しかし、ソーラーシェアリングをするのであれば、

どの農作物を育てるのであっても、

農業と発電を両立させる必要があります。

 

うまく収穫量を維持できたとしても、

獣害などで収穫量が減っては意味がありません。

野生動物が侵入しないよう、

侵入防止フェンスを設置するなどの

対策が必要でしょう。

 

また、太陽光パネルへのイタズラや盗難といった

危険もあります。

ソーラーシェアリングの敷地内に入られないよう

侵入防止フェンスを設置して対策をすると安全です。

 

つまり、ソーラーシェアリングのように

同じ敷地内で農業と発電をするのであれば、

農地を囲うように侵入防止フェンスを設置することで、

獣害対策と太陽光パネルの防犯を兼ねることができるのです。

 

 

獣害対策の効果が見込めるフェンスの設置方法

フェンスを設置する際に

フェンスの上と下に獣害対策を施すことで、

より侵入防止効果の高いフェンスにすることができます。

イノシッシスカート部

フェンス下部にパネルを設置することにより、

イノシシの潜り込みによる侵入を防ぎます。

また、障害物の近くから飛び越えようとするシカにも、

足元へパネルを設置することで跳躍をしづらくできます。

 

 

フェンス上部の電気柵

また、フェンス上部にパネルを設置することにより、

サルなどのよじ登りを防止します。

これらの対策は、地域により生息する生きものを調べたうえで

必要に応じた設置をしましょう。

 

 

侵入や盗難のされづらいフェンスの設置方法

フェンスを設置する際は、人が乗り越えづらい高さのフェンスを選ぶことが重要です。

 

また、太陽光発電所には「立入禁止」の看板を設置しなくてはいけません。

人の目につきやすい場所に設置することで、抑止効果が期待できます。

 

 

当店では、ソーラーシェアリングをはじめ、

全国1300ヵ所の太陽光発電所に導入されているフェンスを生産&納品しています。

本体資材へメッキ加工をしており、耐久性に優れています。また、国内生産品なので、多くのユーザー様より高評価を頂いております。

 

省コストで高耐久!「らくらくメッキフェンス」

 

 

日本ではずっと前より、

再生可能エネルギーの普及と、国内自給率の増加を目指しています。

このどちらも追及することができるソーラーシェアリングは、

現在農業をされている方々を中心にもっと増えていくかもしれません。

 

 

ソーラーシェアリングと「FIT」「FIP」

【2021年4月時点】

発電規模が10kw~50kw未満の太陽光発電所は、発電量の3割程度を自家消費にしないと、残り7割分をFITとして売電できなくなりました。

一方で、一定の条件をクリアしたソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)はについては、自家消費要件は免除されましたた。発電した電力量すべてをFITに適用させるための条件としては、農地の一次転用における要件である「10年許可」が認められた設備であることとなっています。