「最終更新日:2022年4月20日」
屋外の設備周りや駐車場、私有地などには
設置のしやすい「簡易フェンス」と呼ばれるフェンスが
多く設置されています。
こういった簡易フェンスは、
フェンスの設置や移動が簡単といったメリットがあり、
コストを抑えてフェンスを設置したい場合に多く使われています。
通常フェンスを設置する際は、
基礎工事をし、モルタルで固定するなど、
それなりの時間と費用が掛かってしまいます。
実際に基礎工事をする場合に想定される金額は
以前にブログでまとめましたので、
参考までにご覧ください。
参考ブログ:フェンスの基礎工事に掛かる費用
簡易フェンスには、大きく分けて
2つの種類があります。
①移動式簡易フェンス
写真のように、工事現場などの周囲には
基礎ブロックがフェンスと一体になっている
置くだけで簡単に設置できる簡易フェンスが多く利用されています。
工事が終われば諸々の資材と合わせて撤去するだけなので、
手間が掛からず省コストです。
移動式簡易フェンスのメリット3つにまとめると、
・基礎工事が要らないので設置費用を抑えられる
・平坦な場所であればどこでも設置できる
・設置、撤去が簡単
これらが挙げられます。
その一方で、誰でも簡単に移動させることができるので、
防犯目的で設置するには適しません。また、強度面でもそれほど頑丈なタイプの製品ではありません。
特に屋外設備周囲での盗難対策を目的とした設置には向いていないので、
間仕切りや私有地への車両侵入防止など、
「目に見える形で敷地を伝える」といった目的で設置するのが望ましいでしょう。
②基礎不要簡易フェンス
屋外の設備周りなどには、
上の写真のように地面に直接支柱を打ち込むタイプの
簡易フェンスが多く見られます。
基礎工事が必要なく短時間で設置ができるため、
設置費用を安く抑えることができます。
ただ、簡易フェンスだけあって、それほど強度が無く簡単に曲がったりしてしまう製品も少なくありません。
基礎不要フェンスのメリットを3つにまとめると、
・基礎工事が要らないので設置費用を抑えられる
・傾斜のある場所でも設置できる
・短期間で設置ができる
これらが挙げられます。
しかし、地面が舗装されている場所では
支柱を打ち込むことができません。
また上の写真のように、フェンス本体が簡単に曲がってしまう
耐久性の低いタイプも多いため、
設置する際はフェンス本体の材質や金網の太さ(線径)をチェックしましょう。
フェンスを設置する際、限られた予算で
設置しなくてはならない場合も多く、
「とにかくフェンスを設置したいが、
費用はできる限り抑えたい!」
こういった声も最近は多く聞かれるようになりました。
そういった方々は、
フェンス本体が格安で、かつ耐久性の高い簡易フェンスを使用しています。
写真のフェンスは
杭を地面に打込んで設置するタイプの
メッキフェンスです。
敷地内が見え、耐久性もあるので
多くの設備周りに使われています。
また、メッキ加工はされていないものの、
より安価な基礎不要フェンスもあるので、
用途に応じて選ぶことができます。
設置はとても簡単です。
どちらのフェンスも支柱部分をハンマーで地面に打ち込み、
フェンス本体を支柱に括り付けて固定をするだけです。
基礎工事に掛かる時間や費用を抑えることができるので、
太陽光発電所などの屋外施設の周囲や私有地などに
多く導入されています。
フェンスを設置する場所や用途に応じて
より適切な簡易フェンスを選ぶことで、
侵入・盗難・イタズラなどの
対策を効果的にすることができるのです。