太陽光パネル周囲にフェンスを設置し盗難・安全の対策

「最終更新日:2022年4月20日」

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ここ数年で幅広く普及した太陽光発電所ですが、

個人での運営に留まらず、企業の売電事業などに活用されるなど、

いま多くの人に注目されています。

 

たとえば、マンションやアパートは

入居率により賃料にブレが発生し、

世相や景気などに左右される傾向があります。

しかし太陽光発電は、太陽がある限り安定して発電を継続するため、

ある程度安定した収支が見込めます。

企業は新規事業の核として、個人は将来の資産形成として、

各地で多くの太陽光発電所の施工が進んでいるようです。

 

そんな太陽光発電ですが、

25年前に比べると太陽光発電システムの導入コストは

10分の1程度まで下がったようです。

 

それでも1kwあたりの発電設備導入には、

¥200,000~300,000ほどの費用が掛かり

今現在でも、決して安い金額ではありません。

 

太陽光パネルやパワコンなどの太陽光発電設備は、

高価な設備である一方で電気を扱う危険な設備とも言えます。

そのため、安易に他人が触れることのないよう、

太陽光発電所の周囲には

立ち入りを制限するフェンスを設置することが推奨されています。

※「一般社団法人 太陽光発電協会」

10kw以上の一般用電気工作物太陽光発電システムの

基礎・架台の設計・施工のチェックリストと留意点【第1.6項より】

 

また、2017年の改正FIT法により、太陽光発電所の周囲を

フェンスや柵で囲うことが義務付けられました。

フェンスの設置には、機材の盗難を防止することにより、

安定的かつ継続的な発電をする目的があります。

また、第三者が発電機器に触れることで起こりえるリスクを回避する意味でも、

フェンスの設置は必須と言えます。

人が安易に立ち入れる環境では、感電や太陽光パネルの崩落といった

重大な事故につながる危険性があります。

 

 

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ただし、フェンスを設置するためには、

フェンス本体価格、基礎部材、設置工事など、

すべて合わせるとそれなりの費用となってしまい、

無いと不安でありながらも

なかなか設置ができない踏み切れない人も多いそうです。

 

フェンスの設置に掛かる費用は

下記のブログにまとめてありますので、

参考になるかと思います。

フェンスの工事費を抑えることのできる製品

 

太陽光パネルの安全管理や防犯対策として、

やはりフェンスの設置はしたほうが良いでしょう。

 

しかし、できればのフェンス設置に掛かる諸々の費用を抑えたいですよね。

 

その際、考えられることとしては

①フェンス本体の購入費用を抑える
②フェンス設置に掛かる工事費用を抑える

この2点をクリアできれば、

フェンス設置に掛かる合計費用を

およそ1/2まで抑えることができるのです。

 

そんな場合によく使われるのが、

基礎工事が必要無いタイプのフェンスです。

一般的なメッシュフェンスと比べ施工費用が抑えられるため、

太陽光発電システム周囲だけでなく、

多くの屋外設備周囲でも盗難対策で設置されています。

 

 

 

※らくらくメッキフェンス 写真①

 

 

※らくらくメッキフェンス 写真②

 

 

※らくらくメッキフェンス 写真③

 

 

従来のメッキフェンスに比べ格安であり、

地面に杭を打ち支柱を立てる仕様なので、

基礎工事が必要ありません。

そのため、設置に掛かる費用を

およそ半分に抑えることができるのです。

省コストで高耐久!「らくらくメッキフェンス」

 

 

太陽光発電所を設置し、

そこに掛かった合計の費用は決して少なくありません。

ほとんどの人は、その費用をできる限り早めに回収したいのではないでしょうか?

 

らくらくメッキフェンスは、太陽光発電所のフェンスとして

コストを抑えて導入できるメリットがあるので、

これから盗難対策を考えている人にオススメです。

 


【2022年4月現在】

2020年度から、10kW以上50kW未満の低圧事業用太陽光について、

自家消費要件(自家消費率30%以上、停電時の自立運転機能)を条件に、FITによる余剰売電が認められるとなりました。

もし遊休地等で発電をし、売電のみで運用したい場合は、50kw以上の発電所が適しているとも言えます。

また、2022年度からFITに加えFIP制度(フィード・イン・プレミアム)が導入されます。発電規模によってFITとFIPがどのように適用されるかはまだ分かりませんが、今後の動向に注意する必要があります。