メガソーラー(大規模太陽光発電所)に必要なフェンス設置距離

「最終更新日:2023年7月31日」

メガソーラー(大規模太陽光発電所)に必要なフェンス設置距離

 

前回、50kw以上の太陽光発電を想定した

防犯フェンスの設置距離についてお話しをしました。

 

参照URL:50kwの太陽光パネルに必要なフェンス距離

 

今回は、メガソーラーと呼ばれる出力が1000kwを超える発電所に

必要とされるフェンスの距離をシミュレーションしてみました。

 

 

省コスト&高耐久のメガソーラー向けフェンス「らくらくメッキフェンス」

 

らくらくメッキフェンスは、見積依頼フォームから簡単に見積書を発行することができます。

まずは費用感だけ知りたい場合、フェンスの仕様を確認したい場合など、お気軽にご利用ください。

 

 

最短1分で見積発行!無料でかんたん自動見積作成フォーム

自動見積作成フォームは、希望するフェンスの種類や設置距離、発送方法などを

選択することで自動的にPDFファイルの見積書を発行する機能です。

資材に掛かる金額や送料を確認できるので、費用感を確認するのにとても便利です。

 

 

当店担当者が見積書を発行。質問もOK!簡単な操作で見積依頼ができます。

製品に関する質問、オプションの追加などをまとめてしたい場合には

こちらの見積依頼フォームがおススメです。

見積書の送付、質問の回答など速やかにご案内いたします。

 

 

 

メガソーラーにフェンスを設置した場合に必要なメーター数


 

 

SN3U0689

メガソーラーの定義は、出力が1000kw以上の施設のことを指します。

メガソーラーを設営するとなると、上の写真のような広大な土地が

必要となります。ちなみにこの写真でも、メガソーラー発電所の一部です。

 

また、メガソーラーとなると数千枚の太陽光パネルを設置することとなります。

 

50kw程度の発電所にフェンスを設置する際の距離を測ったシミュレーションは、

前回の記事でも説明をしました。

参照URL:50kwの太陽光パネルに必要なフェンス距離

 

それでは、メガソーラーほどの大規模発電所では

どの程度のフェンス距離が必要となるのでしょうか?

 

前回と同様に、太陽光パネルの大きさから必要な土地の大きさを算出し、

メガソーラー規模の場合の計算をしました。

※2022年度時点での試算データとなります。

 

太陽光パネルの大きさをシミュレーション

 

太陽光パネルスペック例

一般的によく使われる太陽光パネルは、

縦幅900mm
横幅1600mm
発電出力250W

このくらいの規格であることが多いです。

 

太陽光パネル 16枚

メガソーラーでは、このようにパネルを組み合わせて

パネル集合体にして架台に設置をしていきます。

上の図では、パネル16枚を組み合わせ4kwの発電システムを構築してみました。

 

つまりメガソーラーの規模である1000kwの出力においては、

このパネル集合体が250組(パネル4000枚)必要となります。

 

 

太陽光パネルを並べフェンス距離を推定

 

では、実際に250組を並べてみるとどの程度の規模になるのでしょうか?

フェンスを設置すると仮定し、設置距離を算出してみました。

 

1000kwメガソーラー 例

(上図は252組を管理車両の通れる道幅を確保しながら並べてあります)

 

太陽光パネルの大きさと、太陽光パネルの保守管理用に

各集合パネル毎に3mの距離を設定しています。

フェンス設置の際にも、

パネルから3mの距離を設定し合計距離を算出しました。

 

【横幅】

パネル枚数48枚×パネル幅1.6m=76.8m

通路幅+フェンスまでの距離合算=9.0m

合計85.8m

 

 

(縦幅)

 

パネル枚数96枚×パネル幅0.9m=86.4m

通路幅+フェンスまでの距離合算=15.0m

合計101.4m

 

(85.8m×2)+(101.4m×2)=374.4m

 

このようにメガソーラーの周囲に設置するために必要な

フェンス距離の想定が

導き出されました。

 

 

フェンス本体に掛かる金額をシミュレーション


ちなみに「らくらくメッキフェンス」で

400m分のフェンス本体のコストを試算すると、

フェンス本体(高さ150cm)と

車両の通れる大型門扉(幅3m両開き)1つで

およそ¥858,000(送料別)となります。

省コスト&高耐久のメガソーラー向けフェンス「らくらくメッキフェンス」

 

ただし、

  • ・土地の形
  • ・パネルの配置
  • ・パネルの大きさ・発電量
  • ・通路スペースの幅
  • ・周辺設備の設置スペース

これらによって設置に使用する面積は変動しますので、

あくまで参考としてご活用ください。

 

 

フェンスの設置距離は想定よりも長くなる可能性があります


メガソーラーのような1000kw以上のシステムを設置するには、

広大な土地面積が必要になります。

その場合は、車両等を使って清掃やメンテナンスをすることが多く、

通路スペースに余裕を持たせて太陽光パネルを設置する必要があります。

 

また、土地の状態によっては窪みやぬかるみで太陽光パネルを

設置できない箇所もあるようです。

これらの条件が合わさり、フェンスの設置距離が

1000m以上になるケースもあるそうです。

 

メガソーラーのような広い敷地では、全体に目が行き届きづらい環境です。

周囲に防犯フェンスを設置することは、太陽光発電の2つの人為的リスクである

「盗難」と「イタズラ」を防止するのにとても効果的なのです。

 

今後もフェンスについてためになる情報を

日々で発信していきます。

省コスト&高耐久のメガソーラー向けフェンス「らくらくメッキフェンス」